出展:[熊本地震] 震災・災害に綺麗事は無用。千羽鶴や寄せ書きは完全に自己満だから送るな
大規模な地震などの災害が発生した際に、被災者の方々を思って各地から支援物資を送る動きが盛んになります。そのさいに。「役に立たない」「むしろいらない」等、予見な混乱を発生しかねない膨大な支援物資が集まることを「第二の災害」という。
今回の熊本地震では連日被災地の物資不足が報じられているが、必要な物資を選ばなければ逆に“迷惑”を被災地へと送ってしまうことになる。
実際に被災地に届いた不要な物資TOP3がこちら!
不要な物資①【中古衣料品】
これまでもっとも被災地を困らせてきた救援物資が中古衣料品である。
消防防災科学センターのホームページによれば、1964年に起きた新潟地震では、
救援物資として全国から送られた中古衣類品が体育館の天井まで届くほど積み上げられ、処理に困ったとある。
被災者も中古衣類品を受け取らないためで、1995年の阪神・淡路大震災でも西宮市が
どうしても使用できない義援物資等を処分するのに、2800万円の費用を投じたとある。
中古衣類品を送ることは被災地を苦しめることにつながりかねない。
「衣服も持たずに逃げるから着るものにも困っているだろう」という考えからから、古着を物資として届くことが多いそうだ。被災しているからといっても、近くのショッピングセンター、衣服系のお店も全壊などの大損害を受けていなければ早めに営業を再開しているところも多い。そのため、買い物に出掛けることは可能なので、衣類には困っていない場合もある。(おむつなどの消耗品は在庫がなくなるため物資は必要な場合が多い。)それに只でさえ、被害を受けたところに費用を投じなければいけないのに、各地から送られてきた古着処分に費用を投じなければいけないとは・・・。
不要な物資②【生鮮食品など保存食以外の食品】
被災地ではトラックなどによる輸送が困難となるケースが多く、缶詰、カップ麺など長期保存が可能な食品以外の食料を送ることは適さない。もちろん保存食でも賞味期限が切れていればNGだ。また冷蔵庫が使えないため冷凍食品も適さない。
これは当然ですね。電気が通っておらず、冷蔵庫が使えない場合もあるので、生ものは厳禁です!
不要な物資③【千羽鶴や応援メッセージの書かれた寄せ書き】
千羽鶴や応援メッセージの書かれた寄せ書き類も被災直後には役に立たない。
被害がある程度落ち着いてから送るべきものだろう。もちろんゴミになるような不必要なものを送ることはもってのほかだ。
気持ちはわかるのですが、被災地の方にとっては生活に必死なので、正直「ゴミ」でしかないですね。。こういう気持ちの贈り物は、時期を考えて送りましょう。
では必要な救援物資とは何か。
熊本市のホームページに掲載されている必要物資は以下の通り。
・飲料水
・アルファー米(断水のため炊飯ができません)
・カップめんなど保存ができる食料品
・ウェットティッシュ
・おしりふき
・生理用品
・紙おむつ(大人用、子ども用)
・トレットペーパー
・粉ミルク
注意書として「出来る限り、ダンボール1個に1種類で梱包をお願いします」と書かれている。1つのダンボールに何種類も詰め込むと仕分けに労力を裂かなければならないためだ。
被災者の方を考えて「本当に必要な物資」を送ることで、「本当の支援」になります。支援物資を送る際には気を付けましょう!
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