学校給食ブログでアフリカのマウライに給食を!

by ucchi, 2016年6月20日

先日、ザ!世界仰天ニュースの再放送で放送された、
イギリス・スコットランドの小学生、マーサちゃんのお話しをご紹介します。

イギリス・スコットランド地方在住のマーサちゃんは、食への関心が高い女の子です。
自分の学校で出される給食への不満をつづったブログ「Never Seconds(おかわりは無しで)」が、イギリスで話題になりました。
彼女の活動について、今回はご紹介したいと思います。

 

マーサちゃんは、自分の通っている学校で出される給食についての評価や感想を、ブログに書いていました。
そこにアップされていた給食は、大人の目から見ても量が少なく、マーサちゃん本人も「この量じゃ少ない!」と書いていました。
「私達は、おなかを空かせている。」ということを世の中に知ってもらい、”メアリーズ・ミールズ”という途上国の子どもへ食糧支援をしている慈善団体への寄付を募るために、このブログを立ち上げたそうです。
 

ある日の給食

出典:http://neverseconds.blogspot.co.uk

これだけです。
チーズバーガーに、ポテト2つ、キュウリの薄切り3枚、アイスキャンディー。

 

ある日の給食その2

出典:http://neverseconds.blogspot.co.uk

ピザに、ポテト1つ、コーン少し、カップケーキ。
飲み物もありません。

 

一時、ブログに給食を載せるなと圧力も…

今朝、算数の授業中に校長先生に呼び出され、校長室へ連れて行かれました。今日の新聞に 記事が載ったから、もう給食の写真を撮ってはいけないと言われました。もう写真が撮れないと思うと、悲しいです。メアリーズ・ミールズのためのお金も集まらないでしょう.
出典:http://neverseconds.blogspot.co.uk

学校側から、給食の写真を撮るなと圧力がかかったのです…。
粗末な給食を晒すな、と言うのが”大人”の言い分だったようです。
給食の現状を知らせるためのブログなのに、写真が撮れなくなってしまったので、この記事のタイトルは「さようなら」でした。
寄付金を募るためのブログなのに、と本人もかなり落ち込んでいたようです。
結果的に、ネット上で彼女を擁護する動きが大きかったことで、地元議会もブログに対する批判を撤回しました。
また、この騒動をきっかけに、給食の内容が格段に改善されました。
 

イギリスの有名シェフ ジェイミー・オリバーも支持!
ジェイミー・オリバーは、イギリスで学校給食の改善に取り組んでいる、有名なシェフです。
マーサちゃんの活動に共感し、マーサちゃんのお父さん宛に次のようなメッセージを送っています。

 
後日、サイン入りの本がプレゼントされました
出典:http://neverseconds.blogspot.co.uk

 

当初7000ポンド(約95万円)を目標に、寄付金を募っていましたが、マーサちゃんの地道な活動で1700万円もの寄付が集まりました!
こうして、マーサちゃんは途上国マラウイの学校へ、給食の調理場をプレゼントすることが出来たのです。

 
 

マラウイでの活動の様子
 

念願の調理場が完成!

出典:http://neverseconds.blogspot.co.uk
 
現地の子ども一緒に…

出典:http://neverseconds.blogspot.co.uk

 
マラウイでは、仕事を手伝わされたり、様々な事情で学校に来ない子も多いそうです。
そのため、給食を提供して学校に来ることを、子ども達に習慣づけるようにしているそうです。
読み書きをはじめ、教養がないと彼らが貧困から脱出することはできないからです。
 

「マーサ、ありがとう!」

出典:http://neverseconds.blogspot.co.uk
 

出典:リコレ

 
1人のブログからこんなにおおきなことができるなんて、驚きです。
テレビで見たときすごいな…と思いました。
 
あなたはどう感じるでしょうか?