1ゴールで500円募金~ユニセフ(日本ユニセフ協会)と大学サッカー~

by kuro, 2017年8月3日

本日は「面白い取り組みだな~」と思った募金を紹介します。

 

簡単に言うと、サッカーの試合で1ゴール決まると
500円が寄付されるというもの。

 

「HIKARI プロジェクト ONE GOAL ONE COIN」という企画で、
全日本大学サッカー連盟とユニセフ(日本ユニセフ協会)が共に取り組んだプロジェクトです。

具体的には、全日本大学サッカー連盟が主催する大学サッカーの全国大会で、1ゴールにつき1コインを全日本大学サッカー連盟から日本ユニセフ協会を通じてユニセフに寄付するというものです。この「ONE GOAL ONE COIN」企画を実施することで、サッカーの試合を通じて社会貢献を行うことが出来るという事になります。

その目的はサッカーに関わる関係者全ての意識向上を図ることにあるそうです。
大学サッカーにおける技術の向上とともに学生たちのフェアプレーの精神を大切にすることで、世界の子どもたちに対する支援を提供するということなのです。

このことについては、2017年3月17日に全日本大学サッカー連盟の櫻井友事務局が東京の品川にあるユニセフハウスを訪問し、日本ユニセフ協会の早水研専務理事に目録が直接手渡され、早水研専務理事から感謝状が授与されたということでした。

そして、僕が「面白いな~」と思ったのは、ただ1ゴールで500円が寄付されるだけではない点です。

「ONE GOAL ONE COIN」企画の寄付額の算出方法については次のように決められています。対象大会内1ゴールにつき500円、そして、異議や遅延といった警告があれば、1枚につき寄付額の総額からマイナス100円、1発退場があれば内容は問わず、寄付額の総額からマイナス500円、そして、警告や退場がない試合であれば、1試合につき1,000円を寄付するというものなのです。

イエローカードやレッドカードが出されると寄付額がマイナスになるのです。

「異議や遅延等の悪意のある警告」のみが対象というのも良いですね。僕もサッカーやっていましたが、意図しないファールという場合もあり、サッカーの試合で警告はつきものなので。悪意のある警告のみを対象にしている事で、フェアプレーにも繋がるというところでしょうか。

「Team UNICEF×JUFA -ONE GOAL ONE COIN-2016年度 実施報告」によれば、寄付総額は150,000円であったということです。その内訳は、ONE GOAL ONE COIN(2016年度)が136,400円、そして連盟役員と職員からの寄付ということでした。

この企画の対象大会として、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントとアットホームカップ インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル、全日本大学サッカー選手権大会、デンソーカップチャレンジサッカー大会が挙げられています。

全日本大学サッカー連盟では、継続してこのプロジェクトの実施を行っていくみたいですが、スポーツや遊びを通して、世界の子どもたちをサポートするという、Team UNICEFの趣旨に賛同し、学生がTeam UNICEFのメンバーとして主体的に募金活動や広報活動などに関わっていたそうです。

こちらは、全日本大学サッカー連盟とユニセフ(日本ユニセフ協会)が協力して取り組んだプロジェクトでしたが、こういう少し変わった募金や寄付の取り組みはサッカーだけに限らず、もっと色々あっても良いかもしれませんね。

 

参考:日本ユニセフ協会 http://www.unicef.or.jp/
参考:全日本大学サッカー連盟 http://www.jufa.jp/news/news.php?kn=615