ここ最近、本当の肉ではない「代替肉」を使った商品が増えてきました。
代替肉はフェイクミートとか、プラントベースミート、オルタナティブミートなどとも呼ばれています。
代替肉は肉を食べないヴィーガンのためだけのものではありません。
環境面でも、牛は温暖化ガスを増やすことから、牛肉を使わない代替肉が注目を集めているのです。
実際には、なんと大手コンビニエンスストアでも代替肉を使った商品が発売されたり……
参考:ローソン、大豆ミートのハンバーガーやおにぎり4種 :日本経済新聞
ほかにも有名カフェチェーンのコメダが、植物由来商品のみの店舗を開いたり……!(肉は大豆ミートを使用)
参考:コメダの新業態「KOMEDA is □(コメダイズ)」東銀座にオープン、世界初“100%植物由来”の喫茶店、米や大豆使用のバーガーなど提供|食品産業新聞社ニュースWEB
などなど、ちょっとネットで調べても書ききれないほど事例が出てきます。
代替肉は本物の肉に迫る勢いで勢力を伸ばしてきているのです。
そこで気になるのは、「どのくらい肉っぽいの?」というところですね。
例えば、
「昔ながらの『豆腐ハンバーグ』って肉っぽくはないじゃん? まあ、おいしいけども。あんな感じ?」
とかって思ってしまいません?
その点について、「VIBES」というハンバーガーショップの取材記事を見かけました。
ハンバーガーというと肉汁が滴るビーフの旨味が最大の魅力だと感じる人も少なくない。そのためヴィーガン向けのバーガーを作るにしても、どうしても植物性の食材でいかに「肉っぽさ」を生み出すかという発想になりがちであるが、「VIBES」の「Vegan Style Burger」はその常識を覆す。
店主の石井は「ヴィーガンの方でも食べることができるハンバーガーを作ろうとすると、ソイミートを使っていかに本物のビーフの味に近づけるかという発想になりがちですが、その場合、ソイミートの味で全てのお客様に満足していただけるのかという難しい問題があります。また、せっかくの植物性の旨みをなぜわざわざ肉に寄せなければならないのかという疑問もありました」と明かす。引用:ハンバーガーで寄付も 常識を覆す「サステナブルバーガー」の世界 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
なるほど……これはどうも、肉ではない別の食べ物として「おいしさ」を追求しているようです。
おいしいのが一番ですもんね!
しかし、その一方で下記のような企業もあるのです。(アメリカのインポッシブルフーズ社の記事)
創業初期のころ、当時市場に出回っていた「植物性代替肉」「代替乳製品」をいろいろ試食したのです。ところが、正直、「あ、これはもう二度と食べることはない」と思いました。プロテイン(タンパク質)としては貴重ですが、肉好きな人たちが好む味ではなかったからです。環境のためとはいえ、我慢を強いる食品は広まりません。肉が好きな人たちが普通に「おいしい」と評価し、積極的に購入してもらう食品でなければ、肉の消費を抑えることにならないのです。
ですから、インポッシブルフーズの何が違うのかという最初の質問に戻れば、私たちは“筋金入りの肉好きの生活者”を一番のお客様と考えていることです。肉好きの生活者たちを惹きつけることで、最終的なミッションをかなえようとしています。この点が他のプレーヤーと違います。
なるほど、インポッシブルフーズ社はあくまで肉っぽさを追求し続けているのですね!
やっぱり肉、食べたいですもんね!(笑)
インポッシブルフーズ社の商品については下記のような食レポもありました。
おいしそうです!
参考:代替肉(フェイクミート)は健康・環境問題を解決するのか!? | WELLMETHOD
参考:不可能なバーガーって何? 日本上陸間近の「インポッシブル・バーガー」を食べてみた。 | 和樂web 日本文化の入り口マガジン
環境問題などから広まりつつある代替肉。
あなたは肉っぽい方と肉っぽくない方、どちらが好きになりそうでしょうか?
(ちなみに以前書いた代替肉の記事はコチラ!→ 謎肉の謎~実は超エコだった! | thinking)