こんな記事を見つけました。
トランプ米大統領は26日、米政府の地球温暖化に関する報告書の内容について「私は信じない」とホワイトハウスで記者団に語った。
残念なことに、この記事ではトランプ大統領が報告書のどんなところを否定したのか述べられていません。
実はトランプ大統領に限った話ではないのですが、地球温暖化を否定する意見というのは少なくありません。
そこで、世論・意見・小話をおおざっぱにまとめてみました。
地球温暖化をめぐる派閥あれこれ
◆人為的要因によって二酸化炭素などの温室効果ガスが増え、地球の平均気温が上がってるよ派
氷河が溶けて海面が上がって陸が少なくなるよ
台風などの極端な気象現象が増えるよ
熱中症や伝染病が増えるよ
水や食べ物が減るよ
とにかく環境が変わるよ
みんな死ぬんだよ
これが正統派。現在の世界的な視点です。
しかし、そうじゃないよという、反対派が少なからずいます。
◆地球は温暖化してないよ派
平均気温が上がってるっていうデータはまちがってるよ
むしろ太陽活動が低下して平均気温が下がってるよ
平均気温が下がってるから2013年にエジプトで雪が降ったよ
温暖化の嘘を広めて誰かが得をしているよ
でました、みんな大好き陰謀論!
ロマンがありますよね。
◆温暖化の原因は人為的な温室効果ガスの増加じゃないよ派
太陽活動の活発化のせいだよ
人為的要因より自然要因の方が大きいよ
地球は氷期と間氷期の繰り返しで、今は気温が上がる期間なんだよ
なんとなく説得力があります。
でもほんとうにそうなのか、証拠が欲しいところ。
◆温暖化によって氷河が溶けて海面が上昇するはずがしてないじゃん派
むしろ海面下がってるよ
氷増えたよ
え!
えええ!!
ほんと??????
◆直近の天気予報だって外れるのに何十年先の予測なんてできないよ派
なるほど! こりゃ一本取られましたな!
これら否定派の方々も、一応はなんらかの説得材料を持ってきて否定をしてはいるのですが、
結局その多くは「否定内容を否定」されてしまっています。
結果として、今、地球は温暖化してて危険だよ論が主流となっているのです。
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書によると、
産業革命時点からの平均気温上昇を2℃、できれば1.5℃までに抑えていかないといけないそうです。
気候科学の第一人者、元NASA宇宙研究所ディレクターのジェームズ・ハンセン氏は、1.5℃でも2℃でも、人類は未知の危険な領域に入ると述べている。ただ、やはり両者には大きな違いがあり、1.5℃ならば、若い人たちと次世代に危機を乗り越えるチャンスが与えられる
引用:地球温暖化:死守すべきは「1.5℃」 国連機関がより厳しい基準を提言 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
想定される危機は意外と近い未来に迫っています。
よりいっそうの、国や企業の取り組みが必要とされています。